塾選び(1)
新年度に向けて、塾を始めよう、塾を替わってみようと考える方がいらっしゃると思います。そこで、塾選びはどのようにすれば良いかを考えてみましょう。もちろん考え方は人それぞれ。特に教育は十人十色です。なので、全部でなくても、一部分でも納得していただけると幸いです。
まずは、塾が必要かを考えましょう。新中学1年生は環境が大きく変化して、5月頃から部活が本格的に始まると、身体が順応するのが大変になります。例えば、1学期は見合わせておいて夏休みから塾を始めようとする考え方もありますね。
しかし、一方で考えなくてはならないのが学力です。新中学1年生でいうと、1学期は学習がそれほど早く進みません。この時期に学校の宿題と塾の復習と宿題の両立のペースに慣れ始めておくと、2学期から多くなり始める学習量に対応することができ易くなります。4月の中学の学習を最初から塾で学んでおくと、段階の最初から積み上げができるので、長期的に見ても早く始めるのはメリットになります。
私が塾講師を始めてから、毎年のように子どもたちの学力低下を感じています。全国的にもずっと言われていますが、特に海津市の小学生・中学生は危機感を持たなくてはいけないと私は思います。実力テストや定期テストの平均点などを考慮しても、もちろん全員ではありませんが、成績の高くない生徒が多くなっています。本人はピンと来ない事なので、周りの者が導いてあげなければなりません。その役目の一端を担うのが塾です。塾生の不十分なところを見つけて、努力させて学力・成績をあげるのが役目です。そして、親御さんは数ある塾の中から、長く任せられる所を選ぶことになります。(続く)