塾選び(3)
生徒が多い塾がいいのか、少人数の塾がいいのか。大きな塾は先生が何人かいて、レベル別のクラス分けをしてくれる所もあります。学校での友達も多くいるので、時にはリラックスして時には競い合い勉強できるでしょう。他にも長所が挙げられます。少人数の塾はそれらが十分にできないのは弱点です。
性格的に積極性がある生徒は自分でも勉強できるし質問も躊躇なくできます。どんな環境でもできる人が多いので、自分の好みの塾を選んでも大きな心配はありません。一方、そこまで積極性があるわけではない生徒は先生が見ていて導く必要があります。時には「このわからないところを質問に来て。」と指示することもあるでしょう。しかし、先生にずっと見られていることもあり、気が抜けなくて息苦しく感じる人もいると思います。
塾の形態や生徒の性格に関係なく、塾に行ってその時間を過ごして帰るという作業になってしまう人がいます。得たことが無いとは言いませんが、何のためにお金を出して塾に行っているのかわかりません。向学塾も抑えているとはいえ、決して安くはない料金を頂戴しております。その意味も含めて、塾生全員が塾で過ごす時間はその価値を十分なものにして、家での学習も大切にして、高校以降も通用する力をつけてほしいと願い、指導しています。
子どもの多くは楽なところや友達の多いところという観点で塾を選びます。これは当たり前のことです。そこで、親御さんが考えていただくと良いのは、「本当に力がつく勉強の時間となるのだろうか。」ということです。そうすると自然にお子さんのタイプも考慮して、全体授業か個別指導か、みんなが行っているところか少人数かと考える塾選びになります。